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しろくま応援団

あなたの思いが、誰かの笑顔へ

廃棄される着物や帯を再利用して新たな価値を創造することで、日本の伝統美を未来へつなぎます。

SDGs、エシカル、サイズインクルーシブ、ソーシャルフェアトレードの理念に基づき、環境保護と社会支援に取り組んでいます。
特に、病院から出られない子どもたちへの支援や、B型事業所を通じた障がいをお持ちの方々への支援を中心に展開しています。

長期入院の子どもたちと、
ご家族に向けた取り組み

長期入院中の子どもたちと、そのご家族に少しでも「笑顔」と「あたたかい思い出の時間」を届けたいという想いから、着物のレンタルと家族写真の撮影を行う取り組みをしています。

病院での生活が長く続くお子さまたちや、ご家族は季節の行事や記念日を思うように迎えられないことがあります。
そこで、着物や特別な衣装を身にまとい、ご家族と一緒に写真を残すことで、“家族のつながり”を形として残せるようサポートしています。

撮影には、ボランティアのカメラマンやヘアメイクの方々にもご協力いただき、医療従事者、お子さまやご家族の負担にならない範囲で進めています。
入院生活の中でも、「着物等を着る喜び」「家族で過ごすかけがえのない時間」「写真として残る思い出」そのすべてが、お子さまの力になり、ご家族の心をあたためる時間になると信じています。
これからも多くのご家族に、小さな笑顔とあたたかい時間をお届けしていきます。

お子さま用衣装

寄付でいただいた着物や、大人用の着物は一度生地に戻しリメイクしています。
ベッドの上でも、できるだけ少ないサポートで着られるよう、細部にまで工夫を施しています。

病着と同じく前開きの仕様にすることで、お子さまが寝たままの状態でも無理なく着用できるようにしています。
また、チューブや医療機器をそのまま通せるよう、前面にはマジックテープで開閉できる工夫を施しています。

髪飾りなどの小物の無償提供

就労継続支援B型事業所の皆さまが、しろくま着物の残布を活かしてひとつひとつ丁寧に髪飾りなどの小物を製作してくださっています。

<安全・同意・プライバシー>
  • 医療者の指示および院内規程を最優先
  • 写真利用範囲(家族内/院内共有/外部公開)について事前同意を取得
  • 体調変化や検査・処置が入る場合は、中断または延期
<お問い合わせ>

ご関心をお持ちの医療機関さまがいらっしゃいましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。
本文中の条件(対象・場所・方法)は医療安全上、変更となる場合があります。最新の運用は個別にご案内いたします。

B型事業所で働く方々が、
誇りをもって活躍できる環境づくり

しろくま着物では、着物ワンピースドレスをつくるため、まず着物を一枚の布に戻す「糸抜き」工程を行っています。
この作業は比較的単純ながら時間を要し、縫製会社へ依頼すると1枚あたり約2,000円の費用が発生します。
私たちはこの工程を障がいのある方々の、新たな就労の場として活かせないかと考え大阪府に相談しました。
ご紹介いただいた就労継続支援B型事業所(以下、B型事業所)で実際に工程を確認したところ、技術的にも十分対応できることがわかり、現在は縫製会社と同水準(約2,000円/枚)での依頼を行っています。
運用にあたっては、各事業所のペースを尊重し、品質・数量・目安納期を事前に話し合って合意したうえで進行しています。

背景にある課題と、私たちが取り組む理由

B型事業所は、障がいがあり一般企業で働くことがむずかしい方や、体力・精神面の負担が少ない働き方を希望する方が、自分のペースで働ける場所です。
ただ現状では、働いた際に受け取る「工賃」が 全国平均で時給換算 約286円/月額 約23,053円 と、とても低い水準にあります。
また、単価が極端に低い作業、材料の引き取りから納品までの負担が大きい仕事など、努力がなかなか収入に結びつかない実情もあります。
「がんばっても報われにくい」──それが、今のB型事業所が抱える大きな課題です。

*厚生労働省 令和5年度 厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部障害福祉課長通知 就労継続支援A型・B型前年度に利用者に対し支払われた工賃(賃金)の実績報告

しろくま着物の取り組み(ソーシャル・フェアトレード)

残布を活かした新たな挑戦と、仕事づくり

着物や帯の製作過程で生まれた残布は、ご要望のあるB型事業所へは 無償で提供 しています。
上質な絹素材を使った小物づくりを後押しし、新たな商品が生まれる環境を整えています。
さらに、私たちが・販売先の紹介・企業との連携づくりを行うことで、安定した仕事の創出と、工賃水準の向上につながる仕組みづくりも進めています。

ご関心のある皆さまへ

・残布提供をご希望のB型事業所さま
・小物の販売支援にご関心のある企業・事業者さま

ぜひお気軽にお問い合わせください。
ともに、継続的であたたかな仕事づくりを広げていければ幸いです。

ぬいぐるみについて

いつも応援してくださっている企業様・事業所様、そして個人の皆様から、「もっと身近に応援できる方法はありませんか?」という温かいお声をいただく機会が増えてまいりました。
そのお気持ちに応えるかたちで誕生したのが、応援の“アイコン”となる ぬいぐるみ です。

■ ぬいぐるみ誕生の背景

このぬいぐるみの製作コンセプトは、アンティークの着物や帯を製品に加工する際、どうしても生まれる残布を活用し、無駄なく使うサステナブルな取り組みから生まれました。
さらに、その中材(残布)の詰めなどの工程を B型事業所の皆さまへ適正価格で依頼することで、新たな仕事の創出につなげています。

■ 製作について

製作にあたり、企業様・事業所様・個人の皆様より、ぬいぐるみの“目”に使用するボタンをご提供いただきました。

また、完成したぬいぐるみには シリアル番号 を付けて販売します。

■ “応援の輪”を広げる仕組み

ご購入いただいた皆様には、可能な範囲でお名前(フルネーム・ニックネーム・イニシャル) を販売サイトに掲載させていただき、しろくま応援団の一員としてご紹介させていただきます。
応援の気持ちが見えるかたちでつながり、広がっていく仕組みです。

■ 売上金の使い道

売上金はホームページ上で公開し、仕入れ金額を差し引いた利益の全額を以下の活動に使用します。

■ しろくまのぬいぐるみがつなぐ未来

皆さまから寄せられた応援は、子どもたちの笑顔 と、B型事業所の方々が誇りある仕事づくり にそのままつながっていきます。
小さなぬいぐるみが、社会のやさしさを未来へ運ぶ存在になりますように。

しろくま応援団募集中!

あなたの思いが、誰かの笑顔へ

寄付金ではなく、「名前」「つながり」「アイデア」を

しろくま応援団は、廃棄される着物や帯、七五三衣装などを通じて日本の伝統美を未来へつなぎ、SDGs、エシカル、サイズインクルーシブ、ソーシャルフェアトレードの理念に基づいた取り組みを推進しています。当活動の普及、B型事業所作品の販売促進など、あらゆる分野でのご協力をいただける個人・団体のネットワークとして、しろくま応援団を募集します。


特に、病院から出られない子どもたちやB型事業所への支援に特化した活動を通じ、日本の伝統文化の継承と社会支援の両立を目指しています。
ぜひ、しろくま応援団の一員として、私たちの活動にご参加いただけますよう、心よりお願い申し上げます。

お問い合わせ
info@shirokuma-smile.org
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