長期入院中の子どもたちと、そのご家族に少しでも「笑顔」と「あたたかい思い出の時間」を届けたいという想いから、着物のレンタルと家族写真の撮影を行う取り組みをしています。
病院での生活が長く続くお子さまたちや、ご家族は季節の行事や記念日を思うように迎えられないことがあります。
そこで、着物や特別な衣装を身にまとい、ご家族と一緒に写真を残すことで、“家族のつながり”を形として残せるようサポートしています。
撮影には、ボランティアのカメラマンやヘアメイクの方々にもご協力いただき、医療従事者、お子さまやご家族の負担にならない範囲で進めています。
入院生活の中でも、「着物等を着る喜び」「家族で過ごすかけがえのない時間」「写真として残る思い出」そのすべてが、お子さまの力になり、ご家族の心をあたためる時間になると信じています。
これからも多くのご家族に、小さな笑顔とあたたかい時間をお届けしていきます。
お子さま用衣装
寄付でいただいた着物や、大人用の着物は一度生地に戻しリメイクしています。
ベッドの上でも、できるだけ少ないサポートで着られるよう、細部にまで工夫を施しています。
病着と同じく前開きの仕様にすることで、お子さまが寝たままの状態でも無理なく着用できるようにしています。
また、チューブや医療機器をそのまま通せるよう、前面にはマジックテープで開閉できる工夫を施しています。
髪飾りなどの小物の無償提供
就労継続支援B型事業所の皆さまが、しろくま着物の残布を活かしてひとつひとつ丁寧に髪飾りなどの小物を製作してくださっています。
- 医療者の指示および院内規程を最優先
- 写真利用範囲(家族内/院内共有/外部公開)について事前同意を取得
- 体調変化や検査・処置が入る場合は、中断または延期
ご関心をお持ちの医療機関さまがいらっしゃいましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。
本文中の条件(対象・場所・方法)は医療安全上、変更となる場合があります。最新の運用は個別にご案内いたします。